面白いほど役に立つ 超一流の時間力
動機
面白いほど役に立つシリーズは前々から気になっていた。
たまたまコンビニに入った時に超一流の時間力があったので、手に取って見ると計画性についてよく書かれていたのでおもしろいと思って購入した。
この本の流れ
1章では、1年・3ヶ月・1日というスパンでの計画の重要性など成功するために必要な考え方を説明している。
2章では、仕事の効率の上げ方を説明している。
3章では、やる気に満ち溢れて1日を楽しく過ごすための科学的な方法を説明している。
4章では、成功体験を積み上げる方法が記されている。
5章では、自分の能力を最大限に発揮するテクニックが記されている。また、ちょっとした読書法も記されている。
1章 時間を味方にすると、あなたは10倍の確率で成功する
短期視点(1日)、中期視点(3ヶ月)、長期視点(1年)の視野を持つこと。
中期、長期を見据えながら、今この1日をどう過ごすべきかがポイント。
その1日の積み重ねが未来の自分を形成する。
少し前に読んだfreee創業者の佐々木大輔さんの 「3ヶ月の使い方で人生は変わる」
を思い出した。3ヶ月は短すぎず長すぎず一つのことを集中して行うのにはいいスパンであるということだ。
テーマを決めて3ヶ月一つのことに取り組む。1年で4サイクル回せる。1年後に自分がどうなっていたいかを決めて、4つのテーマを決める。それを3ヶ月という単位で実行していくのがよい。
あとは、今やらなくていいことはやらない、頼まれても引き受けないということが大事。これは 嫌われる勇気
に通ずるものがある。
また、強みを活かすということも書かれているが、それに関してはこちらを参考に。
2章 ちょっとした工夫で仕事の効率はぐんぐんUPする
仕事の時間は1コマ90分で計算し、それを3コマ実行するのがよいと書かれている。
これは90分ずっと集中して行うと書かれているがちょっと長い気がする。
ポモドーロテクニックは25分だったが、これではちょっと短い気がする。
フロー状態に入って入れば90分でも大丈夫だと思うが、時間はそれほど気にせず、自分が集中できているかどうかに注目した方がよさそう。
人によって一番集中できる時間帯は異なる。
自分が集中できる時間帯を見つけて、そこで効率的に仕事をこなせるようにする。
基本的には午前中が集中できるらしい。自分も朝9時からすぐ仕事ができるタイプだ。
今、自分が抱えている問題点は
- 開発計画が立てづらい
- 残業が当たり前になっていて、だらだら仕事をしがち
である。
開発計画=見積もり ができていない場合の対処法として、普段から時間を見積もる練習をすると良いと書かれている。車の運転、ランチの時間の過ごし方など、普段から意識して行ってみる。
見積もることができれば、計画が立てられ、残業を減らすことができる。来年はこれを目指すようにする。
あとは、やらないことを決める、物事を俯瞰してみる、などのヒントが書かれている。
新しい発見としては図解で物事を考えると思考力が高まる。
確かにペンを持ってメモをとったり図を書いたりしているときはちゃんと考えられているという意識がある。
時系列で考えるクロノロジカル・メソッドと空間的に情報を整理するスペーシャル・メソッドというものが紹介されている。
3章 「楽しくてしょうがない」1日の作り方
- 朝はすばやく目覚めるための行動を早くとる。
- 少しだけがんばって、がんばった自分を褒めるとドーパミンが分泌されてやる気が出る。
- 睡眠はとても大事。計測できるとよいが、計測するためのアプリで睡眠が妨げられる可能性が高い(wearableも然り)。
- 昼寝をすることで、午後にも活動のピークを作るようにする。
- 成功している人たちは目覚めが良く、朝からフル回転で動ける。見習いたい。
- 移動時間を有効に使う。通勤時間など。
- 本を読む。狭くて読みづらい場合はkindleなどを利用する。
- アプトプットするために小さい手帳を買ったが、小さい手帳でも電車の中はアウトプットしづらい。電車の中でのアプトプットはスマホのbearにするしかないかも。
- 重要でないこと(服選びなど、毎日しなければいけないけど時間と労力をかけたくないこと)は習慣化し、意思決定の数を減らす。
- 前日に置いておき、それを着るだけにするとか。
4章 仕事が面白くなり、すぐに自信が付く方法
- ゴールを意識して、目標・計画を立てる
- 目標達成の手段を細分化して、一つずつこなしていく
- 自分の強みを活かした仕事を行うようにする。便利屋では伸びない。
- デフォルトモードネットワークをうまく活用する。
- 他の仕事をしていても、前に行なっていた仕事を継続して考え続けることができる
- 身の回りの整理整頓に気をつける
- 退社前は必ず整理整頓をする
- 次の日の朝は気持ちよく仕事に入れるようになる
5章 自分の能力に気づいた人だけ、夢を実現できる
- 仕事に行き詰っても焦らない
- 焦ると思考が停止する
- 仕事に行き詰まるのは仕事全体を俯瞰していないから
- 近視眼的にならないよう気をつける
- スランプに陥ったらとりあえず原因を書き出す
- 文字にすることで、いろんな気づきが生まれる
- 原因をしっかり考察することで、今後の対策になる
- 達成感を得ることでやる気が生まれる
- 小さなことでもいいので達成感を得る
- するとやる気が生まれる
- そのやる気でまた達成感を得るという好循環が生まれる
- 自分へのご褒美を作ってやる気を回復する
- 集中力が切れた時はウォーキングして集中力を取り戻す
- 自分の強みを知れば、最高の仕事ができる
- 自分の強みを知る、自分を知るのはとても難しいと思う
- いろんな本があるので読んでみよう「insight」など
- 仕事がうまくいったら、何が良かったのかを振り返ってノートに書く
- 自分の強みまとめ集を作ることができる→自分の強みを知ることができる
インプットについて
- パラパラと読むだけで頭に入る読書法がある
- 1日30分は読書に集中する時間を作りたい
- テーマを決めて本をパラパラと読むだけで10倍速で知識が吸収できる。
- 著者に対してツッコミながら読むことで常に考えながら読書をすることができる。
- すべて鵜呑みにしない
アウトプットについて
- インプットした情報をなるべく早く自分の言葉でアウトプットしてみる。
- 自分の言葉にするというところが大事。
まとめ
やはり時間の使い方は大事。
目標を立て、それに向かって計画を立てることで充実した日々を過ごせるだろう。
目標は大きすぎてもいけないし、計画もあまりに長い計画では頓挫してしまうだろう。
なので、一旦目標は3ヶ月単位で区切っていこうと思う。
また、自分を知るということの重要性を改めて思い知った。
自分の強みを活かさないと、良いパフォーマンスはあげられない。
すなわち自分の強みは何なのかを知っておく必要があるということ。
自分を知る技術は書籍でたくさん出ているので読んでいこうと思う。